渡米前夜

こんにちは。山口翔太郎と申します。
2018年7月まで一橋大学経営管理研究科で博士課程の学生をしていましたが、8月よりアメリカ東部のメリーランド大学スミススクールのPhDプログラムに留学することになりました。
お伝えしていなかった方には急なご報告となってしまい、すみません。

有難いことに、何人かの方から「留学中の様子をブログか何かで発信してよ」とのお言葉を頂戴したので、このブログを始めるに至りました。
大学時代の何人かの友人なら知っていると思いますが、僕は過去3、4回ほどブログを始めたことがあるものの、いずれも数か月(最も早いもので1日)のうちに挫折しています。今回も挫折する可能性が高いです。

とはいえ、アメリカでの一人での生活はものすごく寂しいですし、お世話になった方々に忘れられたくないという思いがあるので、PV数が1(僕しか読んでない)にならない限り継続しようと思います。
僕のことをよく知ってくださっている方は、遠慮なくコメント等をつけていってください。きっと喜びます。


さて、最初の投稿ということで、本来ならどのような経緯で留学しようと考えたかに至り、出願時の苦労や留学準備の大変さ、留学に向けた意気込みなんかを書くところなのでしょうが、生憎いまブログを打っている僕のラップトップの電池残量が8%しかないので、それらを書いている余裕がありません。
そもそも今日が渡米前日なので、長文を書いている余裕がありません。
これらの話は、渡米後に時間のある時にゆっくり書きたいと思います。


ここでは、簡単ですが僕のバックグラウンドについてお話しします。
僕は2014年に一橋大学商学研究科を卒業し、そのまま同研究科の修士課程に進学し、イノベーションや技術進歩といったテーマに関して歴史的な視点から研究してきました。研究開発人材の流動性とイノベーションというテーマで修士論文を執筆し、そのまま博士課程に入ってからは企業の年齢と収益性、企業内資源配分の硬直性、研究開発投資の外部拠出といったテーマで共同研究を続けてきました。
しかし、かねてより留学したいという目標を掲げていたので、博士2年より留学の準備を進め、この夏メリーランド大学に進学できることとなりました。


僕の指導教官や他の先生方がよくおっしゃるのですが、近接領域の経済学などと比べても、経営学系の日本人でPhD留学をする人は近年ほとんどいらっしゃらないそうです。正直に言って僕自身あまり経営学に関心がある方ではないので、自分が経営学系の人間だと言うのは憚られるのですが、一応経営学系”出身”の人間として、ビジネススクールのPhDプログラムに留学できることになったのは幸運としか言いようがないですし、同時に責任感も感じています。僕の留学を全力でサポートしてくださった先生方には本当に感謝の念に堪えません。



さて、このブログの想定読者なのですが、僕にこれまで関わってくださった大学関係の方々や友人は勿論なのですが、将来PhD留学をしたい!と考えている(特に経営系の)大学院生・学部生の方にとって少しは役に立つことを書いていけたらいいなと思っています。
留学経験など容易に一般化できるものでもありませんし、僕がこれまでお聞きしてきた体験談だけでも多種多様です。僕が行くことになるメリーランド大学は州立大学であり、私立とはかなり事情が違うでしょうし、国を変えればそこで得るものも環境も大きく違ってくるでしょう。それでも、PhD留学を行う経営系の学生の絶対数が非常に少ないなかで、僕の経験が少しは参考になる部分があるかもしれません。


最後になりますが、僕のことをよくご存じの大学関係の方々や友人の皆さん、ぜひ機会があれば遊びに来てください。メリーランドには正直なにもないと思いますが、首都のワシントンD.C.に非常に近いです。DCには有名なスミソニアン博物館もありますし、FBIの本部もありますし、ホワイトハウスもあります。色々観光スポットがあります(と、聞いています)。皆さんが遊びに来られるときまでには、少しは案内できるようになってるのではないかと思います。

次回は、向こうについてから更新したいと思います。それでは、また。